「205を“25”と読んでしまう」
「302-48になると、急に筆算が分からなくなる」
このようなつまずきでは、計算方法だけでなく、0が入っている位の意味を理解できているか確認することが大切です。
この記事では、空位のある数の読み書きから、たし算・ひき算の筆算まで順番に紹介します😊


1.「空位」ってなに? 🔢
空位とは、その位に数がないことです。
たとえば「205」を位ごとに見ると👇
| 百の位 | 十の位 | 一の位 |
|---|---|---|
| 2 | 0 | 5 |
205 = 100が2個、10が0個、1が5個
十の位には10のまとまりがありません。
そのため、「ないこと」を表す0を書きます。
👉 0を抜いて「25」と書くと、まったく違う数になってしまいます。

2.まずは位取り表で確認しよう 🧺
205と25を比べてみます。
| 数 | 百の位 | 十の位 | 一の位 |
|---|---|---|---|
| 205 | 2 | 0 | 5 |
| 25 | 0 | 2 | 5 |
205 = 200 + 5
25 = 20 + 5
同じ「2」と「5」が入っていても、入っている位が違えば数の大きさも変わります📌
💡教えるときのポイント
- 数字を左から読むだけにしない
- 一・十・百の位を確認する
- 0のところも指さして確認する
- 「10はいくつある?」と聞いてみる
3.空位がある数を書くとき ✏️
たとえば、
100が3個、10が0個、1が7個 = 307
❌「37」と書かないように注意します。
👉0には、位の場所を守る役割があります。

4.筆算は位をそろえる 📏
例:205+34
位をそろえて見ると👇

👉 一の位の下には一の位、十の位の下には十の位をそろえます。
5.0があるひき算は、くり下がりを見えるようにする 🔄
例:302-48

一の位を見ると、
2 - 8
はできません。
そこで、上の位から10をもらいます。
しかし十の位は0です。
👉そのため、まず百の位から十の位へ分けます。
- 302
- 200 + 100 + 2
- 200 + 90 + 12
ここから、
一の位:12 - 8 = 4
十の位:9 - 4 = 5
百の位:2 - 0 = 2
なので、
302 - 48 = 254
となります✨
6.「借りる」だけで覚えない 🧠
「隣から1を借りる」と手順だけで覚えると、0が入ったときに混乱しやすくなります。
大切なのは、
100 を 10が10個 に分ける ⇒⇒ 10 を 1が10個 に分ける
という位のまとまりの変化を理解することです。
ブロック・お金・位取り表などを使うと、イメージしやすくなります💰🧱
7.よくある間違いと支援方法 ⚠️
| 間違い | 考えられる原因 | 支援 |
|---|---|---|
| 205を25と読む | 0の役割が分からない | 位取り表を使う |
| 307を37と書く | 空位を飛ばす | 0も書くことを確認 |
| 筆算の位がずれる | 位の意識が弱い | マス目を使う |
| 302-48で止まる | 0をまたぐくり下がりが分からない | ブロックで分ける |
| 手順だけ覚えている | 位の意味が曖昧 | 具体物に戻る |
8.まとめ 🌱
空位がある数で大切なのは、
- 0の意味(空位)を知る
- 位をそろえる
- 数のまとまりの変化をみる
- 筆算につなげる
という順番です。
0は「何もないから不要」なのではなく、どの位なのかを表す大切な数字です😊
計算でつまずいたときは、筆算だけを繰り返すのではなく、位取り表や具体物に戻って確認してみましょう。

